夜。

2006年3月23日コメント (2)
なんとなくもやもやしたので、家を飛び出してみた。
午後9時すぎ。春先とはいえ、夜はまだ寒い。
街灯が照らす道をあてもなくひた走る。

人が活動するには遅い時間。人が寝るには早い時間。
外に人は疎ら。道は暗い。
街の中、家々からは明るい光、テレビの音、人が楽しそうに話す声がもれてくる。

ふと、なんとも言えない疎外感に襲われた。

たとえば、とてもにぎやかで楽しそうなパーティーに、自分だけ入れてもらえなかった時、それを独り外側から眺めているような感覚。
寂しいのか、自嘲しているだけなのかはわからない。
この時間に外を彷徨っていたからこそ味わえた感覚。

ふと、「マッチ売りの少女」が頭に浮かんだ。
夜、光がもれる家々の間を、ひとりマッチを売って歩いた彼女も、こんな気持ちだったのかも知れない。


(注:この日記にはフィクションが混じってます。) 

コメント

吾朗
ゴロぉ
2006年3月26日0:25

僕も似たような経験をしたことがあります。
何なんでしょうね、あのもやもや。
どうしたいのか、どうしたらいいのか、ぜんっぜん言葉になんなくて、一人になりたいのか誰かと一緒にいたいのかすらわからなくなってきて、どうしようもないんですよね。
僕の場合はしょうがないからボーっとして、それで眠くなったし寒くなったから家に帰って寝ましたよ。
次の日は直っていました。

nophoto
ねね
2006年3月26日2:49

>ゴロぉさん。
もやもや。
中身は違うかもしれませんが、どうしようもないって、ところは似ています。
私の場合は徘徊してたら、しばらくして帰りたくなりました。単に疲れただけかも知れないですが(笑)。

ただ、自分だけじゃないらしいということがわかってちょっと安心しました。
どうもありがとうございましたー。  

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